スチームクリーナーが使えるのは?
台所や風呂、ベランダなどの壁はOK
スチームクリーナーは壁掃除も得意な掃除家電です。でも、壁ならどこでもというわけにはいかず、掃除できる壁は台所やお風呂場、ベランダの壁など水と高温に耐えられる素材でできた壁部分のみになります。
壁紙業者さんに問い合わせても、スチームクリーナーで壁紙掃除するのはオススメできないという答えしか返ってきませんでした。
日本の住宅に使われている壁紙は紙製のものが大半です。ほかのウールのような天然素材の壁紙も石灰などを使った壁紙も、熱と水に弱い性質のものばかりです。
高温スチームを噴射して汚れを浮かせ、掃除する仕組みのスチームクリーナーで壁紙を掃除してしまうと、表面のコーティングや壁紙自体が剥がれてしまう恐れがあります。それに壁紙が湿気を含み、カビが生えやすい状態になる恐れも考えられるそうです。
我が家の壁紙も一般的な紙系の壁紙でしたから、クスミは気になりましたがスチームクリーナーを使うのは止めました。スチームクリーナーは面白いように汚れが落ちるので、どこでも使いたくなってしまいます。
けれど壁紙自体をダメにしてしまったら結構大事ですから、冒険はできません。
ビニールクロスタイプの壁紙は水には強くても熱に弱いので、高温スチームを噴射すると変質、変形する恐れがあります。ジョイント部分にスチームが入り込んで壁紙が剥がれる恐れもあるそうです。
フローリングのような木材の壁の場合、スチームクリーナーでも掃除できる筈ですが、やはり木材次第では湿気で木を反り返る恐れもあるので注意が必要かも知れません。